島本理生さんの本です。
島本さんは、最近めっきり新刊が出ても購入しなくなってしまいました…。
図書館で借りて読んだ後に凄く良かったと思ったら、オークションで落札したりはしてるんですが。
その理由としては、「大きな熊が来る前に、おやすみ。」や「あなたの呼吸が止まるまで」あたりから、やたら恋人からの暴力が設定の一つとして組み込まれるようになったこと、読んでいて苦しくなってしまうくらい痛い話が増えて来たことが原因でもあります。
それでも時々「波打ち際の蛍」や「君が降る日」などで見せる、島本さんが描く繊細で心地良い切なさをもたらす良作を届けてくれる事もあるので、読み続けることは止めないのですが…(島本さんは大好きな作家の一人ですし)
今回も、恋人からの暴力、自傷行為、親との確執など…似たテーマが並びます。
年上の妻のいる恋人との恋。
どこまでも幸せが見えない息苦しさ、もどかしさ、みたいなものは冒頭から伝わってきて、
とにかく苦しくてたまりませんでした。
この暗さは嫌いじゃない。
けど、またこういう系の話か…と思っちゃうのは仕方ないですかね。
島本さんの文章、大好きなんです。
気持ちや情景を、はっとするような表現で描くところやなんかも。
だからこそ、今度は今までにない作品を届けてくれるのではないかと期待しています。
こういう小説を書きたい、と思う憧れの作家なので。
次作に期待します。
島本さんは、最近めっきり新刊が出ても購入しなくなってしまいました…。
図書館で借りて読んだ後に凄く良かったと思ったら、オークションで落札したりはしてるんですが。
その理由としては、「大きな熊が来る前に、おやすみ。」や「あなたの呼吸が止まるまで」あたりから、やたら恋人からの暴力が設定の一つとして組み込まれるようになったこと、読んでいて苦しくなってしまうくらい痛い話が増えて来たことが原因でもあります。
それでも時々「波打ち際の蛍」や「君が降る日」などで見せる、島本さんが描く繊細で心地良い切なさをもたらす良作を届けてくれる事もあるので、読み続けることは止めないのですが…(島本さんは大好きな作家の一人ですし)
今回も、恋人からの暴力、自傷行為、親との確執など…似たテーマが並びます。
年上の妻のいる恋人との恋。
どこまでも幸せが見えない息苦しさ、もどかしさ、みたいなものは冒頭から伝わってきて、
とにかく苦しくてたまりませんでした。
この暗さは嫌いじゃない。
けど、またこういう系の話か…と思っちゃうのは仕方ないですかね。
島本さんの文章、大好きなんです。
気持ちや情景を、はっとするような表現で描くところやなんかも。
だからこそ、今度は今までにない作品を届けてくれるのではないかと期待しています。
こういう小説を書きたい、と思う憧れの作家なので。
次作に期待します。