誰とも話さずに一日終えられたら楽だなあ。
人から話しかけられたら、いつの間にか愛想笑いを浮かべて話すのが癖になっていた。
笑いたくもないのに、何となく笑顔を浮かべてその場をごまかしてきた。
だけどそれが最近とても息苦しくてたまらなく、一人になった瞬間に心底ほっとする。
誰かと話をしていても、いつも怖くてたまらない。
この人は私がいなくなった後に自分の悪口を言っているのではないか。
心の底では私の事なんて嫌いなのではないか。
それが友達でも何でもない人だった場合、更にその想いは強くなる。
自分がどうしたいのか、自分の気持ちが何処にあるのか、そもそも私の本当の気持ちはどうだったのか――
よく、分からなくなってきた。
どうしてこんなに苦しいのか。
私は何を求めているのか。
答えが見えないし、この気持ちが何なのかの意味から目を背けたくなる。
もやもやした感情を吐き出す場所も、相手もいない事に愕然とする。
連休明けの仕事。
日曜日の出勤も慣れてきたけど、そろそろ曜日感覚を失いつつある。
例えばパソコンのキーボードを叩いたり、何かの作業をしていないと、こみあげてくる感情に呑み込まれそうになって、一瞬ぼうっとしてしまう。
社交辞令、
自意識過剰、
思いあがり。
分かっているのに、何かを期待している浅はかな自分が最低で、気持ち悪い。