鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。
三上延さんの「ビブリア古書堂」シリーズ第二弾。
第一弾がなかなか面白かったので、こちらも読んでみる事に。
一巻に比べ、大分物語らしくなってきている印象。
表紙の手に取りにくさはありますが、意外とシリアスな展開が続くのは本作でも。
大輔と栞子さんの関係にも少しずつ進展が？！と思いつつ、意外なところでブレーキがかかってしまったり、栞子さんの母親の話が意外と重い話しだったりと、なかなか読ませます。
そういえば、今回は古書マンガとして、藤子不二雄のデビュー当時の作品(当時は足塚不二雄）である「UTOPIA 最後の世界大戦」が登場します。
今日タイムリーに藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきたのですが、その作品を見る事ができて、何だか感激でした。
このシリーズは三巻も出ましたよね。
予約待ちが凄そうだなあ。
（4点）
