No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

モテキ

イメージ 1
 
 
金もなく恋人もいない藤本幸世に、怒とうのように恋のチャンスが訪れた“モテキ”から1年後。4人の女の子たちとの関係は終わってしまったが、再び新たな女の子たちが幸世に接近し始め、“セカンド・モテキ”がやって来ようとしていた。

出演
本人出演ミュージシャンの方々
監督大根仁
オープニングテーマフジファブリック「夜明けのBEAT」
メインテーマ:女王蜂「デスコ」

わたくし、原作もドラマも見ておりました。
 
森山未來も好きですし、ドラマも毎回好きな音楽が流れたりしてテンション上がりながら見て、原作漫画で登場人物に感情移入したりして。
そんな訳で、映画化と決まった時にはかなり期待が膨らんでいました。
観て来ましたよー。

最初にネタバレ。
今回は4人の女性が登場するわけですが、真木よう子が全然幸世に絡んできませんでした。
ドラマ版の菊地凛子の立ち位置なんでしょうか。
いや、それにしても真木よう子とだけキスシーンも何もなかったのですよね。
それが結構残念です。
 
真木さんは声が低いので、毒舌Sキャラが凄い似合っていました。
なので、恋愛が絡むと途端に可愛くなるみたいな、ツンデレな感じが観たかったなあと思ったのですよね。
龍馬伝」のおりょうツンデレが凄く可愛かったので。。
 
それと、仲里依紗もキスシーンはあるものの、幸世との絡みが非常に少ないです。
仲里依紗は、本当に化粧一つでどんな役にでも化けますよね。
凄い演技が上手くて印象に残る子なだけに、完全に脇役で見せ場があまりなく残念でした。
 
とまあ、ネガティブな感想はここまで。

ドラマ版を観ていた人、原作漫画が好きな人、初めて観る人にも楽しめる映画だと思います。
 
主に音楽好きというか、サブカルチャー好きの人にはたまらん要素満載です。
 
まず、ドラマ版のエンディングを担当していた、Half-Lifeの「J-POP」が冒頭のシーンからBGMとして使われていたり、ドラマ版でも流れていた曲とか、個人的に名曲と思っているくるりの「東京」が流れたりとテンションが上がりまくります。
 
そして音楽ファンには馴染みのある「ナタリー」に幸世が就職するという設定にもニンマリ。
 
ドラマ版と同じように、TAICOCLUBのフェスのシーンが登場したり。
とにかく使われるシーンや音楽、小道具の一つ一つに至るまでがもうたまらんほど素敵なセンスなのであります。
 
特に一番のお薦めは、長澤まさみです。
 
私、はっきり言って長澤まさみがあまり好きではありませんでした。
セカチュー以来の森山未来との共演ということで話題になっていましたが、モテキに出るとか言って、結局清純派なイメージは崩さないんでしょ?となめてかかっていたのですね。
 
確かに、ショートパンツから覗く長くて綺麗な生足を露出していたり、ノースリーブですらっとした腕をさらしていたりする程度で、露骨なベットシーンがある訳ではありません。
ところがどうでしょう?
この映画の長澤まさみは、エロすぎないのに凄く魅力的なのです。
 
映画の役どころである「殺人級の笑顔の持ち主」らしく、笑顔が本当に魅力的で可愛い。
そして、清純派故にあまり表だって言われていなかった巨乳であることなどが、もう惜しげもなく使われている(笑)
監督の撮り方がまたピンポイントで生足だの胸の谷間だのを映すのだけど、しかしエロさが過剰に出ないから、安心して見ていられるのです。
 
肌を露出しなくてもこれだけ魅力的な女の子を演じられるのではないか!と。
今までの清純派イメージを脱却して、これからは大人の女で!むしろこっちの方が良いよ!とイチオシしておりますが、キスシーンはちゃんと濃厚です。
でも何処か爽やか。ラストのシーンとか、凄く良かったな。
 
 
そして、麻生久美子がやっぱり上手い。
何って「あーいるいる!こういう重い女って!」という女を見事に、本当に見事に演じています(笑)
こんな美人で彼氏いないっていう設定なら、なんかあるなあとは思っていたけれども・・・。
「もうB'zとか聴かないからー!神聖かまってちゃん聴くからー!」って泣きながら喋っているシーンとか、上手すぎて笑いそうになりましたし(笑)
 
幸世に振られてすわ墨さんとの関係に堕ちてしまうのか・・・と思わせて、牛丼食べてるシーン、凄い良かったなあ!米粒付いてるよー!と思いつつ、本当に可愛い。
30歳過ぎてもこんな可愛いなんて反則です。
ちなみに、一人カラオケ好きの設定なので、麻生さんの可愛らしい歌声も聴けますので見る価値ありです。
 
 
で、やっぱり今回の注目は、幸世演じる森山未來Perfumeの「Baby cruising Love」のミュージカルダンスシーンです。
途中から突然さいたま新都心の広場に変わる違和感はありますが(笑)
このシーンはやっぱり見ごたえがありますね。
ドラマ版でもこの曲でもダンスシーンがありますが、Perfume本人出演の夢のコラボは見る価値あり!
ロングバージョンでお届けしますよー。
 
幸世の恋がこれから始まる!っていうドキドキワクワクな期待感が存分に表現されています。

ドラマ版とは違い、ハッピーエンドで終わって驚きましたが、私はこれはこれで良かったかなー。
何より、長澤まさみ演じるみゆきが、全うな恋ができる相手と出会えた事が嬉しいのです。
 
うーん、とにかく長澤まさみの映画でしたよ、映画版モテキ
 
ということで、本当に4人の美女たちの比率としては、
5割  長澤まさみ
1.5割 仲里依紗
1割  真木よう子
という感じなので、心して観てくださいね!
 
よく分からない感想になりましたが、大満足でした。
くるりの「東京」が流れるシーンにはもう感無量だったなー。大好きな曲なので!
 
映画の3分の1くらいは相変わらずネガティブ全開の呟きばかりの幸世が、今までの受け身(自分を好きになってくれる相手ならだれでも良いみたいな)の恋愛を脱却し、本当に好きな相手に全力でぶつかる勇気を持って成長していく様も描かれていて、良かったです。
 
格好悪くて、時々キモッ!って思う部分はあったけど、あれくらいの強引さが草食男子には必要だよね(笑)
 
気になっている方はぜひぜひ劇場へ!