No-music.No-life

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天使の囀り

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北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。


貴志祐介さんの本です。

 
貴志さんの本、これも借りたものなのですが・・・・・・今回で3冊目。
私、この作家が肌に合わないのではないかと感じてきました。
 
何と言うか、作品を読み進めて行くうちに、何だかどんどん読みづらくなってきていないか?と思うのですが。
たまたま選んだ作品が微妙だっただけ?!
 
それにしても、意外とレビューの評価が高いので、私の好みではないということなんだろうか。。
 
この本、何だか異様に読み終わるまでに時間がかかってしまいました。
もう冒頭からの第一章で、「うわ!どうしよう!面白くないかも!」と焦って、それでも面白くなるかもしれないと必死でページを進めるものの、最後の最後まで面白く思えなくて苦痛以外の何物でもありませんでした。
 
そもそも理系ではないし、数学的要素が出てきた瞬間に嫌悪してしまうくらい数学が嫌いな私には、こういう科学的分野はついていけなかったなあ。
専門用語の羅列と、何処に向かうのか分からない不穏なストーリー展開と、真相究明に伴ってグロテスクになっていく描写には辟易しました。
 
あーつまらない本でした!
ごめんなさい、この本は本当に私には合いませんでした。
 
それと、貴志さんの描く人物には温かみや体温が感じられない、冷たい印象を受けるのは私だけでしょうか?
なので、最終的に登場人物の誰にも感情移入ができない、淡々としたままなんですよね。
うむむ・・・。