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まほろ駅前多田便利軒

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ある年の正月。東京郊外に位置するまほろ市で便利屋を営む多田のもとに、ひょんなことから同級生の行が転がり込んでくる。自称コロンビア人の娼婦・ルルやヤバいアルバイトに手を出す小学生の由良など、二人は便利屋稼業を通して奇妙な客たちの人生に深くかかわっていく――


出演:
監督・脚本:大森立嗣
音楽:岸田繁
主題歌:くるり「キャメル」
原作:三浦しをんまほろ駅前多田便利軒」


三浦しをんさんの原作が好きです。
脱力系かと思わせて、実は凄くシリアスな話。
だけど重すぎなくて、とにかく多田と行天のキャラクターが立っていて面白い。
 
映画化されるという話をつい最近まで知らなくて、たまたま書店で見たのかな。
もう公開が近いんだということにびっくりして、平日朝一の1200円の回で見て参りました。
 
で、
1200円で正解・・・・・・な映画でした。
 
原作は良いし、「アヒルと鴨のコインロッカー」以来の瑛太松田龍平という夢のキャスティングです。
行天の奔放だけど得体が知れない飄々とした感じ。とても松田龍平ははまっていました。
瑛太も常識人のようで、どこか影もある多田という男を体当たりで演じていました(やたら叫んでいる感じだったが)。
 
<若干ネタバレします>
鈴木杏が娼婦(!)役であったり、本上まなみが同性愛者の役であったり、大森南朋さんに至っては、背中に赤ん坊を背負ってお弁当屋さんです!(笑)←でもこんな店員が行ったら毎日買いに行く(笑)
 
イメージをぶち壊す配役。
非常に豪華で、キャスティングに文句はないのですが・・・
 
うーん。
多分私、この監督の撮り方がダメみたいです。
長回しっていうんですか?
もうそこは次のシーンに切り替えるべきだろう!というくらいにワンシーンをダラダラと流していたり、ぶつ切りじゃないけれど、全体的に散漫な印象というか、無駄なシーンが多いというか。。
 
123分のうち、無駄なシーンは結構あったのではないでしょうか・・・。
 
前半のゆるい感じから、後半のシリアス展開までの切り替えがうまくいっていなかったような。
後半はただ、どんより重苦しく・・・うーんと唸ってしまいました。
 
平日朝一の回ということもあるのだろうけれど、公開されて間もないので大きいスクリーンで3人くらいしか観客がいなかったあたり、先が思いやられますね。。。
 
瑛太松田龍平は特にファンという訳ではないのですが、やはり存在感がある俳優だと思います。
ファンの人は見てもいいと思いますよ・・・←と凄い他人事な薦め方
 
あと、くるりの岸田さんが担当していたとは思えないくらい、シーンと音楽が合っていない気がしたのは気のせいでしょうか・・・
この前見た「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の音楽が凄い良かった事を考えると、うーん・・・
 
ただ、くるりにエンディング曲は良かったです!


今回は原作が良かっただけに期待し過ぎたかな・・・。
これから好きな原作の映画が一気に公開になります。
とりあえず見に行く予定ですが、どうなんでしょう?
 
最近原作通りに面白いと思える映画が少ない気がしますよ。。