No-music.No-life

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ルームメイト

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私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。


今邑彩さんの本です。

私はよく本屋で気になる本を探してブラブラしているのですが、どの本屋に行っても、本作が「衝撃のラスト」であるとか、「どんでん返しにつぐどんでん返し」だとか、大変自分好みな展開と思われるPOPがあって気になっていた本でした。

今邑さん、初めて読みましたが凄く読みやすかったです。
しかもどんでん返しがあると期待していたので続きが気になってどんどんページをめくる。

予想した展開で、なんだ案外普通じゃないか、と残念に思いつつもこの展開や話には割と満足していた自分もいたりして。
しかしまさかあとがきの後に衝撃のラストが待っていようとは、一体誰が予測したでしょう!
もしかしたらあの人が怪しいんじゃないか、という人がこういった形でくるとは…


「同類」が結局三人いたって事なんですよね?
最後、なかなか理解できなくてつい読み直してしまいました(笑)
ネットできないからネタバレ調べられなくてもどかしい!

しかし、私はこのラストに大変満足しました。
うわー!って思い、つい興奮しちゃいましたね。
読みやすかったからぜひ今邑さんの他の本も読んでみたいです。

乙一さんの「GOTH」、道尾秀介さんの「ラットマン」以来のどんでん返しの衝撃だったかも。
あー面白かったです!