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ソフトボーイ

 
 
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高校最後の夏、フレンチのシェフを夢見るオニツカ(永山絢斗)は、自らの進路に思いをめぐらせていた。そんな折、幼なじみのノグチ(賀来賢人)が「県内初の男子ソフトボール部を創部すれば全国大会に出場できる」と言い出し、オニツカは部員集めに奔走するハメに。何とか集まった9人は、キャッチボールもまともにできない素人集団だった……。


脚本:林民夫
監督:豊島圭介


小説版ノベライズ本を、関口尚さんが書かれているということで知った本作。
 
ちなみに、「ソラニン」に出ていた時はあまり永山君を好きではありませんでした。
誰かが目当てで見たという訳ではないです。
 
小説を読んで、あまりにもとんとん拍子で良い展開に進んで行く様は、或る意味で爽快でした。
しかしこれは、「ほぼ実話」なんですってね!
 
映画が公開された後、ユーザーレビューが高いので期待度を少し上げました。
 
 
結果、なかなか楽しんでみる事が出来ました。
 
久々に青春映画を見たなー!という爽快感で一杯。
 
小説でも感じたノグチの自由奔放で身勝手っぷりは、映画でもいかんなく発揮されていました(笑)
それに振り回されつつ、結局引きずりこまれて付き合ってしまうお人よしなオニツカを演じる永山君、要領が悪くてノグチに言いくるめられつつもそれを好ましく思っている感じ、かなりはまってました。
 
 
寄せ集めのチーム、しかも動機が不純過ぎるスタート。
初めての試合。
「恥をさらすだけだ」と言われても、逆転の可能性が限りなくないと思われる試合展開になっても、それでも逆転しよう!と言えるノグチ。
それを受け入れ、精一杯の試合をしようとするチームメイト達。
 
結果は想像通りですが、それでも諦めない「格好悪いのに、格好良い」映画でした。
 
6/19公開だったのに、二週目で客は既に3分の1しか埋まってませんでした。
良い映画でも、必ずしもヒットには繋がらないのが悲しいところです。
 
 
心の底から青春映画を楽しみたい人、
ほろりと切なく涙して、最後には爽やかな気持ちになりたい人、
純粋に楽しんで映画を見たい人にはお薦めしたい映画です。
 
全編笑いどころが沢山詰まっているのに、感動するところでは涙がこぼれました。
 
やる前に諦めてしまう癖のある私には、
「やってみらんとわからん!」という言葉が響きました。