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ソフトボーイ

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佐賀県牛津を舞台に繰り広げられる男子ソフトボール部物語!破天荒な言動でいつも誰かを巻き込む野口といつも巻き込まれる常識人・鬼塚。ふたりを中心にして変てこな9人のメンバーが集まる!ゆるゆるなのに感動!の青春ストーリー!俊英・野口尚による文庫書き下ろし。
 
←どうでもいいけど、野口尚って誰だよっ!関口だよ関口!
ネットショッピングの紹介文が間違えてるってどうなの?!

関口尚さんの本です。

パコと魔法の絵本」に引き続き、今回も映画の原案を元にしたノベライズ本?みたいですね。
関口さんは好きな作家の一人で、文庫版は全部持ってると思っていたけど、パコだけはまだ読んでもいないんですよね。
機会があったら読んでみます。

本作は、佐賀の田舎高校(しかも、男子比率がかなり少ない)のお調子者の野口が、突然楽して全国大会に出場できる方法を見つけた!と、ソフトボールをやろうと提案してきた事から、幼なじみである故にこれまでも色々な事に巻き込まれてきた鬼塚が、ソフトボールをする羽目になってしまうところから、物語が始まります。

調子の良い野口の嘘八百、ほいほい飛び出す出鱈目と勢いの良い言葉。
ここまで調子が良いと、それに振り回される鬼塚への同情心よりも、爽快過ぎて笑ってしまうような気持ち良さです。

経験もない寄せ集めのチームで、県内唯一の男子ソフト部というそれだけで全国出場してしまうくらいですから、勿論試合は…

ですが、「やってみらんとわからん!」という野口の言葉で、本当に大切な事を見つけられたチームメイト達の熱い青春がここにありました。

実際だったらありえないだろ!と思えるくらい出来過ぎた話ですが、何だか忘れかけていたものを見つけられそうな気持ちになりました。

映画も観てみようかな。