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Story Seller vol.2

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伊坂幸太郎近藤史恵有川浩佐藤友哉米澤穂信本多孝好沢木耕太郎という現在を代表する7名のストーリー・テラーたちの最新作を一挙掲載!




沢木耕太郎「マリーとメアリー」
伊坂幸太郎「合コンの話」
近藤史恵レミング
有川浩「ヒトモドキ」
米澤穂信「リカーシブル ―リブート」
佐藤友哉「444のイッペン」
本多孝好「日曜日のヤドカリ」




前作、vol.1に続いて第二弾が出たということで、早速図書館で予約しちゃいました。
意外と早く手元にやってきて、旅先で少しずつ読んでました。

何が楽しみだったかって、道尾さんの作品を読むことでした。
vol.1に携わった作家さんが、そのまま今回も担当するのだと思っていたので、早速道尾さんから読もう・・・と思ってページを開くと・・・

「っていうか、道尾さんないし!」


という驚愕の事実に気付いたのでした。
何故か、道尾さんだけ今回は参加されていないんですよー。
全然気付かないで借りてたよ。。

という訳で、最初に本多孝好さんの作品から読ませていただきました。

相変わらず、ラストが良いですね。
今まで張り巡らされていたふせんがすっと繋がる感じ!

今までの作品とは趣が異なる、という点では有川さんの作品はとても印象的でした。
割と長い話でしたが、少し重たくて怖いと思うような、独特の余韻を残してくれました。
一番読みやすかったのは、有川さんの作品でしたね。

そして、伊坂さん。
やっぱり良いですね。
全然関係ないように進んでいるかと思う話が、最後で一本の線で繋がる――この展開が無理なく出来る作家さんですよね。
思わずニヤリとするラストでした。


沢木さんは初めて読みましたが・・・うーん、好きでも嫌いでもない感じです。
近藤さんは「サクリファイス」を読もうと毎回思うのですが、まだ読めてないです。文章は嫌いではないんで、今度読もうと思います!
佐藤さんは前作が苦手だなあと思っていたのですが、その同じ登場人物での別の話でした。今作は前より苦手だと思わないで読めたかも。
米澤さん、結構好きです。既刊本のタイトルは聞きかじったことがある程度なのですが、今度読んでみたいと思った感じでした。

豪華作家陣で、まさか第二弾が出来るとは思っていなかったので、今後も続けて欲しいです。

読み応え十分、お得な一冊です!