No-music.No-life

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女王様と私

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真藤数馬はロリオタだ。無職でもちろん独身。でも「ひきこもり」なわけじゃない。週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で出かけてる。今日も妹と楽しいデートの予定だったんだ。あの「女王様」と出会うまでは…。




歌野晶午さんの本です。

うわー・・・・歌野さんって、歌野さんって・・・こういう作品も書くんだ。。。

ある意味で驚愕。絶句。

ギャル文字と、今時の小学生の独特の言葉遣い。
ロリコンニート、ドール、リストカット、売り・・・現代の様々な問題をこれでもか!と詰め込んでいる感じでしょうか。

言ってしまうと、40代のニートロリオタクの主人公の妄想と、とんでもない現実という話ではあるのですが、どれだけ想像力たくましいんだよあんた!と突っ込みを入れてしまいたくなるくらい、凄いです。


私は何分・・・ギャル文字が大嫌いな女なので(読みにくい事このうえない!)、歌野さんがこの本を書くにあたって、こういう最近の若い女の子が使うメールの文章なんかも、色々調べたりしたのだろうな・・・と考えると、何とも言えない気持ちになるのでした。

結末は、やっぱり歌野さんらしいのですが、どうにも40歳を過ぎても親の脛をかじってニート生活をしている主人公に嫌悪感しか抱けず・・・ダメでした。

この本を最初に読んでたら、多分歌野さんにははまらなかっただろうと思います。

うーん、私的には微妙な一冊でした。