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蜂蜜色の瞳 -おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I-

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二人の新しい関係の行方は? 第2部スタート!
夏、鴨川でかれんと勝利が結ばれてから3カ月。だが遠距離恋愛の二人に「2回目」はまだ来ない。そんなある日、久々に鴨川から出てきたかれんが、勝利の下宿に泊まることに…。




村山由佳さんの本です。

「おいコー」シリーズの、セカンドシーズン突入ということで。
さて文庫化するのも1年に1回とかなりのスローペースですが、今回は買おうか買うまいか悩んだ末、結局買うのをやめた私でした。

図書館で借りて読んだわけですが、この話自体はWeb連載で一回読んでしまっているんですよね。

しかし・・・思うのですが、新章突入をしてまで続ける意味って、あったのかなって。
この本はまだ良いとしても、Web連載で読んでいる限りは、なんか話が脇道に逸れてしまっているというか。。。
大家さんの複雑な関係とか、気にはなるけども・・・でも、違うよね?と思ってしまうのです。

かれんと勝利のもどかしい程スローペースな恋は、読んでいる側としては微笑ましく、もどかしくもあるのですが、やっぱり好きですよ。
ずっと読んでいきたいとも思います。

でも、長く続けていく事によって、話の本筋からずれてしまっている気がするのは私だけなのでしょうか?


最近草食系女子と化してきている私は、前までだったら純粋に「いいなあ」とうらやましくも思いながら読んでいたこのシリーズに、そんな事を思えなくなっているのが悲しい限りです。

うーん、ミステリ小説読み過ぎかもしれません。
恋愛小説は、やっぱり体質じゃないみたいです。

それにしても、勝利はかれんが他の男と一緒にいるだけで嫉妬に怒り狂うくせに、自分が女の子といるのは気まずいと思いながらも認めてもらおうとしている感じがずるいなあ。
今回のかれんは、自分の醜い嫉妬心を暴露していたけれど、もっと言ってやってもいいと思う!
勝利はちょっとかれんに厳しくて自分に甘すぎる気がします(笑)

ああ・・・いつの間にか、かれんと年齢が近くなってきてます。
そろそろ追いついてしまいそうです。


セカンドシーズンの文庫版から、挿絵を描いている人が変わったのが個人的にさびしかったりもします。
このイラストはこれはこれで綺麗だけど、慣れ親しんできたものが突然変わるというのは、切なくもありますね。