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新装版 ROMMY 越境者の夢

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人気絶頂の歌手ROMMYが、絞殺死体となって発見された。ROMMYの音楽に惚れ込み、支え続けた中村がとる奇妙な行動。一瞬目を離した隙に、ROMMYの死体は何者かに切り刻まれ、奇妙な装飾を施されていた―。一体誰が何のために?天才歌手に隠された驚愕の真相とは。新本格の雄、歌野晶午の真髄がここに。


歌野晶午さんの本です。

あ、これで歌野さん全制覇だ、と思ったら新しく出ていた本がまだあるみたいでした。

この作品は、島田荘司さん推薦のデビュー作以下、信濃譲二シリーズの作品から方向転換を計った?作品になっています。

以降既刊の、「葉桜の季節に~」や「女王様と私」「絶望ノート」などに続く、出発点になった作品とも言えるかもしれません。

ある意味どんでん返しな展開ですが、あまり意外性はなく、何より登場人物が皆性格悪そうで(笑)
どうもストーリーを楽しめず、やたら読み終わるのに時間がかかりました。

ただ、これも新装版として文庫化されたので読みやすかったですが。

歌野さんの作品、大体好きなものの方が多いんだけど、たまに好みじゃないのもあるんですよねえ。

ちなみに、信濃譲二は好きになれないのですが、御手洗潔は好きな私です(笑)

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