ラン
森絵都さんの本です。
友達が読んで失敗した、くらいに酷評していたので全く期待しないで読みましたが・・・ああ・・という感じでした。
私はもう、プロローグを読んだ時点で嫌な予感を覚えていました。
何しろ分厚い本なので、なかなか読み終わりません。
何しろ分厚い本なので、なかなか読み終わりません。
児童書ではないのでしょうが、主人公の女の子の語りは軽い感じなので読みやすくはありましたが。
でも、20歳を越えている女の子、まして両親や弟を失っている人間にしては・・悲壮感が足りない気がしてなりませんでした。
また、死者との繋がり(死者がいる世界)を求めて走る事を物語に組み込んだはいいのですが、どうも前置きや無駄な部分が多い気がしました。
そこは別にいれなくても良かったのでは?というような。
そこは別にいれなくても良かったのでは?というような。
フルマラソンの結果というかその後の情景が描かれておらず、またあれだけ個性的なチームメンバーがいる中で、ただ登場させただけのような印象を受けてしまうのは、勿体無いとしかいいようがありませんでした。
身近な人の死をそれだけ経験している人だから持ちえる重さ、というものが主人公にはなかったように思います。
むしろ、自分は孤独なんだ、不幸せなんだ、という事をひけらかしているような、そんな図々しささえ覚えました。。
むしろ、自分は孤独なんだ、不幸せなんだ、という事をひけらかしているような、そんな図々しささえ覚えました。。