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シンメトリー

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姫川玲子は、警視庁捜査一課殺人犯捜査係に所属する刑事だ。主任として、「姫川班」を率い、殺人事件の捜査にあたっている。なりたくてなった刑事、三度の飯より捜査活動が好き、できれば派手な事件に挑みたい。そんな女だ。しかし、事件の真相と司法との間には、割り切れぬ闇も確実に存在して…。警察小説の愉しみに満ちた傑作。

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誉田哲也さんの姫川玲子シリーズの第三弾です。

今回は、7つの短編集となっています。
玲子の若かりし頃の事件、巡査部長時代のこと、30歳になってからの事件。

様々な物語が収録されているのですが・・・1作、2作と長編だったせいか、物足りなさを感じたのは気のせいではないでしょう。

しかも、短編という事もあるのですが、手持ちのカードをあまり見せてくれない状況で、玲子だけが犯人をつきとめ、事件の真相を明らかにしていくといった、そんな印象を受けて、読み手には理解出来ない間に物語が終わってしまっていた気がしました。

やっぱり、このシリーズは長編でなくっちゃ!といった感じでしょうか。

今回は玲子が中心の話が主だったのですが、表題作シンメトリーはなかなか惹きこまれました。

第四弾が出る事を期待しましょう。