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感染遊戯

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短時日のうちに、元厚生省官僚と元農水省官僚とその息子の妻が刺殺され、元郵政省官僚も襲われて怪我をした。うち二つの事件は加納裕道という若者が自供したが、もう一つは別の事件らしい。
北沢署の葉山、警視庁捜査一課の勝俣、元刑事の倉田は、それぞれに、今回の三つの事件と、過去に担当した元官僚を襲った事件との類似性を感じ、捜査本部に加わった捜査一課の姫川玲子も、事件の背後に何らかの関連があると推測する。
自らも公務員である刑事たちが、官僚のありかたを自問しつつ、長い時間を掛けて準備され、巧妙にかくされた事件の真相に迫る、シリーズ番外編にして野心作!


誉田哲也さんの本です。

姫川玲子シリーズ最新刊。
天下り官僚の殺害事件が頻発し、その事件を追う、ガンテツ、元姫川班の葉山が中心となった連作四編が収録されています。

シリーズものの悲しいところは、前巻を読んでから間が空いてしまうと、目立たない登場人物の存在を忘れてしまうことでしょうか…。
葉山なんていたかなあ…と、姫川の名前が出てくるまで思い出せなかった・・

今回はガンテツが中心でして、姫川始め姫川班の面々はほとんど出てこないか、名前だけの登場だったのが残念でした。

各章の話の繋がりが見えてくるまで、なかなか話に入りこむことができなくて…。

個人的に、姫川主軸の長編の方が、姫川シリーズは面白く読みごたえがある気がします。

来年からは連続ドラマも始まりますね。楽しみです。