元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。人気シリーズ第一弾。
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樋口有介さんの本です。
本作は『柚木草平シリーズ』第一弾…
なんですが、うっかり第二弾から読んでしまった私は、ようやく第一弾を読んだのでした。
そのお陰で、楽しく読めましたし、女好きなのに憎めないこの柚木に好印象を抱き始めております(笑)
登場人物は美人ばかり、美人が絡むと俄然やる気を出す柚木は、別居中の妻や娘に翻弄されつつも、元刑事のキャリアも相まって、依頼された事件の真実をつきつめていきます。
柚木の軽快な語り口とテンポ良い物語の運びにぐいぐい引き込まれていきました!
このシリーズはかなり長い間続いているようで、ぜひとも読もうと思っております。
樋口さんの本はなかなか取っつきにくいイメージはありますが、実はとても深いし面白いですよ!
また解説に頷きながら読んでましたので、創元推理文庫版をオススメします。
ぜひ☆