うた魂♪

北海道のとある町、七浜高等学校合唱部のソプラノパートリーダー・荻野かすみは、自分の歌声とルックスに異常なまでの自信を持つ女の子。
ある日、写真が趣味のイケメン生徒会長・牧村純一からモデルの依頼を受けたことがきっかけで、両思いなのだと勘違いし、有頂天に。
しかし、牧村が取った写真は・・「産卵中のシャケみたいな顔」だった。
大好きな牧村にそんな風に言われた上、写真は生徒会新聞に掲載されてしまい・・怒りのあまり牧村をビンタしてしまう。
追い討ちをかけるように、牧村が好きな青柳レナには「あんたの歌ってる顔って変だよ！」と言われてしまいすっかり自信を失ったかすみ。

合唱部を辞める決意を固め、顧問の瀬沼先生に相談するとあっさりと辞める事が認められてしまう。
それでも夏祭りの合唱祭には最後に出場するという事になったのだ。

生き生きと歌う、他の合唱部部員。
その中で一人浮かない顔をしてほとんど声を出さないかすみ。
友人で部長の楓とミズキが心配をして理由を聞こうとするが、それを振り切るようにして逃げてしまうかすみ。
それを追いかけるミズキと楓――とそこに、突如現れたのは湯の川学院高等学校のヤンキー合唱部たち。

おびえる三人に、番町の権藤洋はかすみに対してこう言った。
「あんな歌い方、歌への冒涜だ！」

そして、湯の川学院の合唱を見れば・・尾崎豊の「１５の夜」を熱くソウルフルに歌い上げている！
感激したかすみは、権藤に歌うのが怖くなった理由を話し叱咤激励を受ける。

歌うことが好きだという気持ちを再確認したかすみ。
そして、地区予選が近づいてきて――

出演：夏帆/ゴリ/徳永えり/亜希子/岩田さゆり/ともさかりえ/間寛平/薬師丸ひろ子
監督：田中誠

－－－

観てきました！
田舎町の映画館のレイトショーで。
観客が私と友人を含めて４人しかいませんでした（笑）

いやー、先に結論から言うと・・

面白かったです！

そもそも、学園モノで音楽系を扱った映画スウィング・ガールズ、リンダリンダリンダにはまった私が、この映画が嫌いなわけないとは思っていたのですが・・

最近あまり好きじゃなくなってきてしまった夏帆と、しかもゴリって！
とキャスティングに不安を覚えていたのですが・・いやいや、面白かった。

とにかく、自意識過剰な（可愛くて歌も上手い）かすみを演じている夏帆のコミカルな演技もさることながら、ゴリがなかなか良い味を出してました。
いかにも！な不良なのに、「煙草は２０歳になってからだ！」とか男子高校生にタンカをきったり（笑）
演技も悪くなかったですね。

そして何より感動したのが、合唱のシーン。
全体的にコミカルな展開が多いのだけど、合唱のシーンは圧巻でした。
鳥肌が立ったし、自分がまるで合唱を聴いている観客になったような気分。
思わずスクリーンを見ながら、拍手をしてしまいそうになったのです。

特に湯の川学院高校の尾崎が良かったです。
熱くてソウルフル!としかいいようのないパフォーマンスと、しっかりと響かせる和音！

わー！と叫び出したくなる気持ちでした。

最後の最後に、モンパチのあなたにを全員で合唱するシーンでは、鳥肌モノ。
最近聴いていなかったモンパチを、久々に聴きたくなった瞬間でした。

それにしても、徳永えりさんと亜希子さんの顔が凄く似ているように見えたのが不思議でした。
双子かと思った（笑）
でも、亜希子さんって双子ですよね。確か。

この映画の中で、一番可愛く見えたのが亜希子さんだったのですよ。
部長らしく厳しくて、でも優しいみたいな感じがよく出てました。
それと、徳永えりさんって確か・・フラガールのあの蒼井優の幼馴染役の子ですよね？
この子も可愛かったです。

あと・・岩田さゆりさんのイメージが変わってて驚きました。
金八のイメージが強いので、何だかなあ。
今回はちょっときつめの美人役みたいな感じだったので、名前を見るまで気付かなかったです。

多分、ＤＶＤ出たら買いますね（笑）
私がＤＶＤを買うという位の映画なので、思った以上に気に入った作品になったみたいです。
ぜひぜひ観てみて下さい♪