千葉が現れるのは、人間が不慮の死を迎える7日間。
7日間の観察機関の後『実行=死』か『見送り=生かす』かを判定するのが彼の仕事。
仕事の合間を見つけては、CDショップでは人類最大の発明品として愛するミュージックを視聴するのが彼の最大の楽しみ。そんな彼の職業は―死神。
7日間の観察機関の後『実行=死』か『見送り=生かす』かを判定するのが彼の仕事。
仕事の合間を見つけては、CDショップでは人類最大の発明品として愛するミュージックを視聴するのが彼の最大の楽しみ。そんな彼の職業は―死神。
1985年のある日、今日も雨の中、彼は待っていた。
7日後に死を遂げることになっている新しいターゲットは藤木一恵・27歳。電器メーカーの苦情処理係である。
何処か孤独の陰のある彼女は、自分を指名して電話をかけてくるクレーマーの存在に悩まされていた。
千葉は調査のため一恵に接触し、そんな千葉に少しずつ心を開いていく一恵。
7日後に死を遂げることになっている新しいターゲットは藤木一恵・27歳。電器メーカーの苦情処理係である。
何処か孤独の陰のある彼女は、自分を指名して電話をかけてくるクレーマーの存在に悩まされていた。
千葉は調査のため一恵に接触し、そんな千葉に少しずつ心を開いていく一恵。
そして判定の日。いつものように「実行」の判断を下すように思われた彼の判定は―
伊坂幸太郎さん原作の死神の精度を観に行ってきました。
前売り券を購入していたのですが、これがまた・・全国共通前売り券じゃないというのがかなり痛かったです。
何故なら、私が見たい映画の中では珍しく全国公開、しかも地元の近くの映画館でもやっているじゃないですか!
なのに、わざわざ渋谷まで行って見る羽目になったのが辛かったです。
新宿は上映時間の関係で無理だったので、渋谷のシネパレスへ。
何故なら、私が見たい映画の中では珍しく全国公開、しかも地元の近くの映画館でもやっているじゃないですか!
なのに、わざわざ渋谷まで行って見る羽目になったのが辛かったです。
新宿は上映時間の関係で無理だったので、渋谷のシネパレスへ。
カップル率高くて嫌でしたが、一人でいざ参戦。
感想は・・「うーん、悪くないんだけど」という感じでしょうか。正直なところ。
原作を読んだのがちょっと前なのだけど、何しろ沢山本を読んでいるせいで記憶が薄らいでいる訳ですよ(物忘れ激しいし)。
なので、「原作と違う!」と憤る事もなかった代わりに、何と言うか呆気なさが残った感じだったのです。
なので、「原作と違う!」と憤る事もなかった代わりに、何と言うか呆気なさが残った感じだったのです。
金城武のファンではないけれど、飄々として人間の言葉をあまり理解していないような死神の千葉を、かなり良い感じに好演していましたね。
真面目な顔して「雪男」や「ナンパ」の意味を取り違えていたり。
コミカルというのではなくて、さも千葉になりきって言葉の意味が理解出来ないという飄々とした感じには、映画を観ているお客さんの中からクスクスと言った笑い声も聞こえてきていました。
コミカルというのではなくて、さも千葉になりきって言葉の意味が理解出来ないという飄々とした感じには、映画を観ているお客さんの中からクスクスと言った笑い声も聞こえてきていました。
そして、この死神は接触する人間に合わせて、好青年風・ヤクザ風・学生風などという格好をするのですが、普通の人だったら格好を変えたくらいでは年齢なんてあまりごまかせないじゃないですか。
ところが、この金城武が凄いのです。
ちゃんとその格好に見合った年齢に見えちゃうんですよね。
まさに、千葉になりきっているじゃないですか!
ところが、この金城武が凄いのです。
ちゃんとその格好に見合った年齢に見えちゃうんですよね。
まさに、千葉になりきっているじゃないですか!
そして、幸の薄い地味なOL・藤木一恵を演じていた小西真奈美さんの演技はやっぱり上手かったです。
時代設定が80年代ということもあり、とにかく地味なんですよね。
同僚があの80年代特有の派手はファッションなんですが、藤木一恵は本当に地味。
時代設定が80年代ということもあり、とにかく地味なんですよね。
同僚があの80年代特有の派手はファッションなんですが、藤木一恵は本当に地味。
小西さんって、売れ始める前ってやたら幸の薄い役ばかりやっていたイメージがあるけど、確かに上手いんですよね。
しかも、今回すっぴんだったらしいけど、本当ですか?
化粧をしている時とそんなに変わらないのがまた凄いですね。
しかも、今回すっぴんだったらしいけど、本当ですか?
化粧をしている時とそんなに変わらないのがまた凄いですね。
私の中で、原作で面白いと思った短編が今回映画化されていなかったせいなのでしょうか。
他の2編については、あまり思いいれがなくて・・
故に淡々とした気持ちで観ていたのですが、この短編3作品はちゃんと時代ごとにリンクしていて、一つの繋がりのある話なのだけど、最後の「ああ!そういうことだったのね!」という驚きがなかったのは、やっぱり冨司さんと小西さんのイメージがあまりにも繋がらないことだったからでしょうか。
他の2編については、あまり思いいれがなくて・・
故に淡々とした気持ちで観ていたのですが、この短編3作品はちゃんと時代ごとにリンクしていて、一つの繋がりのある話なのだけど、最後の「ああ!そういうことだったのね!」という驚きがなかったのは、やっぱり冨司さんと小西さんのイメージがあまりにも繋がらないことだったからでしょうか。
3作品は、それぞれに良かったと思うのだけど、リンクさせてるんだぞというのが少し不自然な感じもして、それが少し残念でもありました。
とは言え、「見て損した!」とか「もう観なくていいや」という程の駄作ではないので、結局は褒めてるんだかけなしてるんだか分からない感想になってしまって申し訳ないのですけどね・・
これは話の中でも意図的だったのかもしれないけど、逆にここで音楽がいきなり切れちゃうのは感動しそうになっていたところで、ふいにその雰囲気を壊されるかのような感じを受けました。
原作では、まだ短編が残っているのでもしかしたら続編も?という話もしていたようだけど、もし続篇があったらぜひ観たいですね。
今回映像化されなかった話の方が、実は私は好きなのです。
今回映像化されなかった話の方が、実は私は好きなのです。