４ＴＥＥＮ

東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。
ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学２年の同級生４人組。
それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける。もしかしたら空だって飛べるかもしれない－
友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受け止めて成長してゆく１４歳の少年たちを描いた爽快青春ストーリー。

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石田衣良さんの直木賞受賞作です。

ヤバイ・・直木賞受賞している作品にも関わらず・・知らなかった。

池袋～に続いて、るいさんからお借りしたものです。
これもすいすい読んでしまいました。

何かこういう１４歳という特別キラキラしてた青春時代をこうも魅力的に描いてしまう石田さんが凄いと思いました。

４人の少年の、それぞれの魅力が詰まっていて何だかこっちまで青春しているような気持ちになってしまう、大袈裟かもしれないけどそういう１冊でした。

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びっくりプレゼント
月の草
飛ぶ少年
十四歳の情事
大華火の夜に
ぼくたちがセックスについて話すこと
空色の自転車
十五歳への旅

早老症の為、髪は白く３０歳まで生きられる保障もないナオト。
仕事もせず酒ばかり飲み、家族に暴力を振るう父がいる体が大きいダイ。
頭が良くいつも冷静に判断を下すジュン。
特になんの取り得もない普通の中学生、テツロー。

４人のキャラがとても眩しい。

そして回を追う毎に成長していく４人が生き生きとしていて、友情の深さにまたじんとしてしまう。

ナオトの病気のことにしても、体は人より早く老いていっても心は１４歳と割り切っていて、さりげなく気遣いつつちゃんと同じ１４歳として接している３人は、きっと誰より大人だと思う。

この４人のその後もぜひ読んでみたいです。

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それにしても・・
過食と拒食を繰り返して、リバウンドしてしまう女の子の話が怖かった・・。
私もそうなるんでは？と思ってしまって。。

う～ん。リアルだ。

あと、月島のもんじゃが食べたくなりました。
舞台が月島なので、少年の目から見る街の風景が鮮やかに脳裏に浮かびました。

まだ行った事のない街なのにね。