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いつか、君へ Boys

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いつか、君から受け取った大切な気持ちを,返せる日が来たらと願っている。親を失い途方に暮れていた僕に、手を差し伸べてくれた君。悪い噂を気に留めず、僕を愛してくれた君。気乗りのしない挑戦に、最後まで付き合ってくれた君―。ままならない想いに振り回され、つまずきながらも前へ進む「少年たち」の物語を、人気作家7人がこの一冊のために執筆。ほろ苦くもすがすがしい傑作青春小説集。


小川糸
 
朝井さん、辻村さんが収録されているし、ナオコーラさんも気になる。
予約してようやく読む事ができました。
 
石田さんはいつものパターンだけど、今回は何だかとても爽やかな感じ。この人はとにかく読みやすさが良いですよね。最近ありがちなちょっとベタッとして後味が悪い感じではなく、さらっとしていたのが良かったな。
 
小川さん、過去に読んだ作品がどうも苦手で敬遠していましたが、本作はなかなか。
ただ、ちょっと少女チック過ぎる母親に嫌悪感はあったけれども。
 
朝井さん、またこの方は!
期待を裏切らないですね。本当に好きです。
予想外の所をついてくる設定でした。最後にほわっと優しい気持ちになれました。
 
辻村さんは、こっちの世界にも詳しいんだった!と再確認。
アイドルオタクの少年が主人公で、オタク界のルールとか、私には全く未知の世界。
そういえばたまたまこの光る棒を大量買いしているオタを見たのですが、こういう用途があったのかあとしみじみ。
 
ナオコーラさんは、意外や意外。小学生の男の子が主人公。
二人の少年のキャラが凄く印象深い。
いまいちオチが分からなかったので、続きを書いてほしいと思いました。やっぱりナオコーラさんは個性的で良いです。
 
吉田さん、好き嫌いがある作家さんですが、なかなか良かったです。
読んでいてもう終わりか、と残念な気持ちに。
 
米澤さんだけはミステリ。
相変わらずこの方のミステリ作品は・・・私を置いてけぼりにさせます。
全く謎解きできないので、「???」と思っている間に謎が解かれてしまうという。


好きな作家ばかりが収録されているので豪華ですし、面白かったです。
Girlsも気になる!
(4点)