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小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」

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 月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ! 」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんひみつ道具〈異説クラブメンバーズバッジ〉を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、のび太のクラスに、なぞの転校生がやってきた。


辻村深月さんの本です。

ドラえもんが大好きな辻村さんが、ついにドラえもんの映画の脚本を担当することに・・・!
相当嬉しかったのだろうなあと想像すると、こちらまで嬉しい気持ちになります。

ドラえもんは昔から好きでアニメを見ていましたが、大山のぶ代さんではなくなってからは全く見なくなってしまいました。
ただ、辻村さんが脚本を担当すると聞き、小説を読んでみようという気になりました。

文章で表現されるドラえもんのび太はなんだか不思議な感じでしたが、悪くない。
王道の展開(映画だとジャイアンがめちゃいい奴、どこかに落ちるシーンでもしずかちゃんだけはスカートもめくれず、皆が下敷きになってくれるので怪我をしない、ピンチの時に限って、ドラえもんのポケットからろくな道具が出てこない・・・等々)で安心して楽しむことができました。

いやー久々に、というかこの話だけはテレビで放送したら見てみようかな、と思えるしっかりとした作りでした。
宇宙のことを想像すると壮大過ぎてワクワクしますが、ドラえもんひみつ道具で想像を現実にできるとしたら、夢のある話ですよね。

扉のどこでもドアを開くと、ドラえもんのび太がお出迎えしてくれる仕掛けも可愛いです。
(4点)