雛祭りの日、十九歳の芸妓、木野茉莉子は幼い頃の自分にそっくりな少女と見知らぬ美しい女性が写っている写真をみつけた―。生殖医学を背景に、少女の出生をめぐって、京都、東京、ロンドン、鎌倉を舞台に奏でられるミステリアスな愛の物語。
夏樹静子さんの本です。
ミステリ以外の夏樹さんでした。
何冊か夏樹作品を読んできましたが、どれも外れがなく面白かったので借りてみたのですが・・・
予想外に難しい話で、淡々と話が進んで行く中で、最後まで乗りきれないまま読み終えてしまいました。
つまらない、というのとは違うのですが、「難しい」「入りづらい」という方が近いでしょうか。
そのうち面白くなるのでは・・・と思いながら読み進めても変わらず、苦戦してしまいました。
単純に自分には合わない作品だったのだと思います。
(3点)