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怒らない技術

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自ら経営する会社を株式上場に導き「ビジネスマン」として成功、またシンガポールを拠点に「教育者」となり夢も叶えた著者のすべてのきっかけは、「怒らない」と決めたことだった。今日からイライラしない体質になるための「怒り・イライラと無縁になる25の習慣」を元・超短気の著者が自身の経験をもとに紹介。今すぐ怒り・イライラが消える11の特効薬付。


嶋津良智さんの本です。
 
自己啓発本が苦手です。
巷にはその手の本がゴロゴロ溢れておりますが、「それができれば苦労しねえんだよっ!」と思ってしまう私は、その手の本をパラパラしただけで抵抗感がありました。
 
そんな中、上司が貸してくれたこの本(いつも本を貸してくれる上司とは別の上司)。
多分ダメだろうなあ・・・と半ばあきらめて読んでみたところ、驚く程読みやすい。
 
まず、自己啓発本で「読みやすい」は一つの大きなポイントかと思います。
著者の偏った主張、押しつけがましい言葉、実践が難しそうな事の羅列、何より癖があり過ぎる文章――というのが自己啓発本の類のイメージです。
 
第一関門の読みにくさは軽くパスしております。
そして、28歳で独立・起業(今の私と同い年ですよ!)し、52億の会社に育て上げ、上場を果たした著者。
そんな凄い人だからこそ、実践できたんでしょ?と批判的になってしまうかと思いきや、著者自身も以前は怒りっぽく、凡人であったとのたまいます。
 
著者が実践した、「怒らない」「落ち込まない」と決めてしまう、物ごとの捉え方を変える事でストレスをなくすことができる実践方法などなど、目から鱗、すぐにも実践できそうな事が沢山書かれていました。
 
その中で、「常に最悪の事態を考える」「それでも怒りがおさまらない時には寝る」など3分の1程度の事は実践できているものもあったのが意外でした。
それでも苛々してばかりの私は、もう少し物ごとの捉え方を変えた方が良く、相手に自分の価値観を押し付けて期待しないことが大事なのだと実感させられました。
 
この本、2も出ているんですってね。
そちらも上司が読み終わったら借りる予定。
予想外にためになった本でした。
 
(4点)