仕事もプライベートも上手くいかない。
特に仕事が辛い。
月曜日から数年前に発症していた耳鳴りと難聴が再発。
夜中に何度も起きる。眠れない。
いいことがない。
精神状態が自分でもかなりやばいなというくらい鬱な状態が続いています。
もうずっと前、20代の頃から一度はやってみたいと思っていたことがあります。
滝行
主に仕事で追い詰められているなと感じる時にやってみたいと思い続けてきたのですが、友人に声をかけるも「やりたくない」「無理」と断られ続け、何となくタイミングを逃してきました。
ひょんなことから、「滝行やりたいんですよね・・・」と漏らしたところ、こんな奇特な発案にも関わらず、自分もやってみたいからと同行してくれる方ができ、早速昨日行ってきました。
場所は、
神奈川県南足柄市「夕日の滝」
今回の参加者はもう20回以上も滝行をしているという女性以外は、若い男女、ご夫婦など10名ほどでしたでしょうか。
まずは濡れてもいい服に着替え、道着を着用します。
そして滝のある場所まで少し歩き、準備が始まります。
まずは滝の近くにある不動明王で祈願。
インストラクター的な人が2人いるのですが、その方達が般若心経を唱えている中で、お線香を供え、全身に塩をかけ、合唱して無事を祈ります。
次はお酒を手で受け、口につけて全身へ。
塩と酒まみれでもう何が何だか状態ですが、その後船をこぐ仕草(えいほ!えいほ!という掛け声)で気合を入れ、いよいよ入水。
まずは最初のグループが水に入り、10秒間を数えながら水につかります。
そして滝つぼへ。
まるでそれは・・・カオス!
滝行をしている間、絶えず「エイッ!エイッ!」と声を上げ続けるのですが、初回は1分半。
観ているだけでも長い。本人達はもっと長いだろうに。
そして第一陣が終わり、私達のグループです。
この日は割と暑い日で、山の上でも28度くらいの気温。水温は18度。
そこまで寒過ぎないコンディションだったとは思います。
が、今週から耳鳴りがぶり返し、連日の睡眠不足と疲れ、めまいなどが続いていて自分のコンディションは悪い状態でした。
足元はクロックス。
手渡された棒で支えながら、いよいよ入水です。
つ、冷たい・・・!
ただまだ足だけですから、何とか進んでいきます。
そしてついに川の中に体を沈めます。
「1!2!3!4!・・・・」10数えながら、あまりの寒さに声が出ない。
とんでもないことになった・・・と思う間もなく、滝つぼへ誘導され、いよいよです。
冷たい!というよりも、その勢いにとにかく驚き、息ができない!
一瞬パニック状態になるものの、絶えず「エイ!エイ!」と声を出さなければいけないので、何とか棒に支えられながら長い長い1分半を乗り越えました。
ちなみにこの滝行。初回はDVDつきで9千円(ジャスト)なんですけど、この一連の流れを撮影しているんですね。
一回目の滝行が終わった時、もうこれで終わりかと思ったので「滝行を終えた感想は?」と聞かれ、晴々と「生まれ変わったような気分です!」と答えました。
ところが、「じゃあもう1回いきましょうか」と言われてさっと青ざめましたよ・・・。
しかも今度は3分ですって・・・!
1回目が終わった時点で、「滝行は思っている以上に体力を消耗します。生まれたての小鹿のように足ががくがくになりますよ」という話が事前にあったのですが、いやいや大げさな・・と思っていたところ、実際、生まれたての小鹿でした。
私は棒がなければ立って入られなかったと思う・・・。
なのにまさかの2回目!
3分が本当に長かった・・・
容赦なく叩きつける滝。
声もか細い声しか出ないし、上手く呼吸ができない。何だこの罰ゲーム。修行か。
何で滝行とかやろうと思ったんだ、と思うことすらできないほどの辛さ。
何とか2回目を終えた時点で、私は限界がきました。
最後の3回目は5分。
無理だなと思い、無念と思いながら一人脱落。
他の皆さんは最後まで滝行をこなしていて一人離れたところから見ていました。
そして最後、滝に向かった「ありがとうございました!」と言って終了。
着替えた後、温かいお茶を飲むもとにかく寒くて寒くて体の冷えが半端なかったです。
その後箱根の温泉で温まるまで、足先がずっと冷たくてたまりませんでした。
これは体調が万全の状態かつ真夏にやることをオススメします!
とはいえ、やり終えてみてなんでしょうね・・・
何か本当に生まれ変わったような気分というか。
物凄くすっきりした気持ちになりました。
川の生臭さと塩と酒臭さで何かよく分からない人になっていましたけれども、良い体験ができたなと思います。
DVDのカオス感が今から楽しみです。
ビフォーアフターを撮影しておくと面白いですよ、と言われたのにアフターしか写真をとらなかったのですが、なんかつきものが落ちたような顔をしています(笑)
ちなみに今回参加させていただいたのはこちらです。ご興味がある方はぜひ。