ゲームとダンスが大好きで、勉強と父親は嫌い。生意気盛りの中学二年生・舞田ひとみが、小学校時代の同級生・高梨愛美璃と再会したのは、愛美璃が友人たちと、募金詐欺を繰り返す胡散臭い女を尾行していた時だった。数日後、女は死体で発見されて―。驚きのひらめきと無限の想像力で、ひとみは難事件に挑む!14歳の少女たちの日常と、彼女たちの周りで起こる不思議な事件をいきいきと描いた異色の本格ミステリ、シリーズ第二弾。
歌野晶午さんの本です。
久々の歌野さん。そしてこの舞田ひとみシリーズ、この14歳だけが図書館でなかなか置いていなくてよんでなかったものでした。
やっと発見したので早速借りてみました。
あれ、舞田ひとみってこんな変なキャラでしたっけ・・・
変なキャラはまだいいとして、喋り方がちょっとギリギリ許せるかっていう範囲だったかもしれない。
「すげぇ。すげーよ、おまえ。何者？」
「ただの舞田ひとみですよ」
というくだりは笑いましたけど(笑)
しかしノベルスはやっぱりいい！なんというか、この上下2段になっているのが何とも読みやすいんですよね。
エミリーの弟君が誘拐される話あたりから結構シリアスな展開になってきて、物語に引き込まれていきました。
少しだけ後味の悪い結末ではあるものの、考えさせられますね。
エミリーは母親を許す事ができるのかな・・・とか。
（3.5点）
