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僕らの世界が終わる頃

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物語と交錯する現実。 この惨劇を止められるのは、自分だけ――! クラスメイトの転落事故以降、ひきこもりを続ける少年・渉。軽い気持ちで書き始めたネット小説が人気を呼ぶも、殺人鬼が暗躍する小説内での事件は次々と現実のものに――。さらに、何者かにより小説の続きが更新される。「偽者」の手から、暴走する世界を取り戻せ!


彩坂美月さんの本です。

 
久々に読んだ彩坂さん。やっぱり青春ミステリはいいですね。好きだわ―。
 
にしても、この主人公のネガティブさには辟易しました。
友達と兄のキャラクターが対して爽やかなのでその爽やかさに救われていた感じです。
 
自分が執筆した小説と、現実に同じような事件が起こる--
 
自分が書いたはずのない小説がネットにアップされ、実際に酷似した事件が起こり・・・一体犯人は誰なのか?
 
登場人物が皆怪しく思えて来て、むしろ兄なのか?と兄を疑い始めたところで、全然違いました。
 
というか、麻衣子の彼氏はお兄さんなんじゃないかとかめっちゃ疑いましたごめんなさい。
 
しかしネタバレになってしまいますが。。。
まさか生きているとはね!!
 
確かにね、いじめのきっかけを作ってしまったというのはあるかもしれないけど・・・・生きているのにそこまで病むものですかね。
女の子の友達の恨みも唐突だし(死んだわけでもないのに)。
 
後半がちょっと強引な感じがしましたね・・・。
 
とはいえ、学校を舞台にしたミステリってやっぱりドキドキしてしまいます。
彩坂さんも好きなので未読の作品もまた読みたいなと思いました。
(3.5点)