No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

11月のジュリエット

イメージ 1
 
 
高校二年の優香は、乗り込んだ飛行機で乗客が次々に死亡する事件に遭遇する。地獄と化した機内に降り立つ、謎の美青年たち。彼らの背負う哀しい使命と、名もなき花に秘められた真実とは!?

乾ルカさんの本です。
 
乾さん、最近結構意外な路線で攻めて来ますよね。
予想外な展開の話でした。
 
まず、女子が海外に行って自分を見つける、みたいな話であるとか、外国が舞台でカタカナの主人公、が苦手なタイプ。
女子が海外に行って~はもう何を読んでもダメだったのですが、カタカナの主人公のやつは面白いのもあるから全然読めない訳ではないんです。
 
ただ、今回もカタカナの登場人物たちがずらり。
これは無理か?!と思ったものの、ちゃんと日本人サイドの話もあったので何とか読む事ができました。
 
それにしても、いきなり近未来な展開だったり、バイオハザード的な戦いがあったりとなかなかグロイ描写も満載。
何でそこまで皆殺しにしようとするのかの動機が今一つ見えてこず、描写の痛々しさと絶望的な状況は読んでいて苦しくなりました。
 
好みではなかったけど、白山さんがめちゃくちゃいいおっちゃんだっただけに、無念でしたよ。。
(3.5点)