No-music.No-life

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人生初、人身事故に遭遇しました・・・。

気が滅入りますなあ。
 
最近、やたらと人身事故で電車が遅延する事が多い気がします。
季節の変わり目、死にたい季節なのか。
それとも不幸な事故なのか。
 
今日は5、6年ぶりくらいに会う友人と会うため、都内に向かう事に。
車両に乗り込むと、偶然中学時代の友人に遭遇。
しばし感動の再会を果たした後、待ち合わせていた方が次の駅で来るというので、名残惜しいけれど途中で一人に。
本を読みながらの、なんてことのない普通の日でした。


あと少しで大宮、というところでしたでしょうか。
 
突然、「急停車します」というアナウンスと急ブレーキ。
 
キキキー(ブレーキ音)
 
ドンッ!(何かにぶつかる衝撃音)
 
ガラガラガラ(何か<自転車らしき音>が絡まりひしゃげる音)
 
キキッ!(停車音)
 
「ただいま、この車両で人身事故が発生いたしました」の車内アナウンス。
騒然とする車内。
 
「これから救護活動に入るため、しばらく車内放送が途絶えます」のアナウンスを最後に、車外では救急隊や車掌、警察がかけつけ、救護活動、現場検証、安全確認が行われている様子です。
 
いつもは一両目に乗る事が多かったのですが、今日はたまたま二両目。
 
実際にぶつかる所を見てはいませんが、あの生々しい感覚を想いだし、ぞっとします。


車内では、メールを打ったりTwitterなどに呟く(多分)人、仕事や待ち合わせなどに遅れると電話をする人、ネットで運転再開状況を確認する人など、身に降りかかった出来ごとに動揺する乗客。
 
駅と駅の間なので、降りる事もできません。
尿意が押し寄せてはいましたが、幸いいつもの持病、下痢には襲われていなかったのが救いでした。
 
「現在も救出活動を行っており、これから警察による現場検証が行われます」
 
「救護が難航しており、運転再開にはしばらく時間がかかる見込みです」
 
「救出活動を行いますので、最後尾車両にいるお客様は、離れてください」←このアナウンスが意味深過ぎて恐ろしかった。
 
実況中継さながらに逐一放送が入ります。
 
そんな中で仕事先や友人知人に車内で電話をかける人に、いきなりおっさんが「放送が聞こえねえだろうが!」と怒鳴り始めました。
 
しかし、サラリーマンが「緊急事態なんだから仕方がないだろう!」と一喝して黙らせてしまいました。
というか、そのサラリーマンもこれみよがしに大きい声で取引先?に連絡しているのが鼻についたことは、ここで言っておきましょう。
 
その尻馬に乗るように「そうよそうよ!緊急事態なんだから」と言っていた怒鳴られたおばちゃんたちもそうですが、電話するのは仕方ないけど、せめて隅の方とか、もう少し声を低めて言うとか、配慮できないもんでしょうかね。


1時間程でしたでしょうか。
 
「安全の確認が取れましたので、運転を再開します」のアナウンス。
 
思っていたより再開が早かったとほっとする乗客たち(実際に話している人がいた)。
これでまた緊急停止とかして人身事故とかあったら笑えんなと一人で思いながら、さあてそろそろ大宮に着くぞ、とホームに電車が入りこんで間もなく、
 
「急停車します」
 
のアナウンスが!!
 
え?!何?!また何かぶつかるの!?と構えていたものの、何か大きな音がしたりぶつかったりの感覚がない。
 
沈黙する車内アナウンス。今度は何が起こったのかと騒々しくなる車内。
 
しばらくして、先頭車両の外側の部分が、事故の影響で曲がってホームと接触したか何かで、ホームに完全に入れない状態だったようです。
 
自分は二両目だったのでホームに降りようと思えば降りられる状態だったのですが、ドアは当然あきません(後ろの車両はまだ入っていないため)。
 
すると、人身事故が起こったときからちょこまかと動き、現場の惨状?を逐一報告しているおっちゃんがいたのですが、
 
「ただでさえ長い時間閉じ込められて乗客もストレスが溜まっているんだから、せめてホームに下ろしてくれよ」と車掌に話したらしいのですね。
 
窓を開けてここから出てしまおうか、と冗談で言っていると、ホームにいた駅員が「もうすぐドアを開けますので、お待ちください」と言ってくれ、おっちゃんの言葉の効果だろうか?と車内の空気がほっと緩みました。
 
安全のため、一両目の一部ドアのみ開け、ぞろぞろと乗客がホームに降り立っていく光景は何処か異様でもありました。
 
大宮に降りたところで、何故か(全くその車両に乗ってた訳でも目撃した訳でもないだろう)萌え系の女の子が「何があったんですか?どうしちゃったんですか?」と泣きながら駅員になだめられていました。
あなた全く関係ないでしょ・・・と呆れながら、こういう子がこの電車に乗っていたら、気分悪くなって倒れちゃうのかなあなどと思ったのでした。
 
ちなみに、帰りの時間(19時台)にもまだ遅延は続いておりました。
 
地元に帰って雨に降られるし、今日は散々でした。
 
もう二度と、人身事故には遭遇したくはありません。