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思い出のとき修理します4 永久時計を胸に

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不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い…時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房から手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み…。

谷瑞穂さんの本です。
 
いよいよ完結編。
 
意味深に登場してきた太一の存在がすこーしだけ語られますね。
結局太一は人ならぬ者だったのか。この商店街の神社ならそういう存在がいてもおかしくないかな。
 
ついにプロポーズされた明里。
手放しで喜べないのは、修司のやりたいことを知っているから。
 
遠距離且つ何年かかるか分からない、という状態で待っていることって・・・多分想像以上に辛いと思うわ。。。
本編は前向きな感じで幕を閉じましたが、果たしてこの淋しさに明かりは耐えられるのだろうか・・・といらん心配をしてしまう私でした。
 
ほっこりと優しい気持ちになれるシリーズでした。
(4点)