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ヤマノキロク ~7月表銀座縦走 燕岳~常念岳へ ②2日目

2日目 燕岳荘(2,704m)~大天井岳(2,922m)~常念小屋(2,460m)
 
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この日は「槍デー」でした。
 
梅雨時期というのに1日中晴天に恵まれるという雨女の私にしてはあり得ないほど良い天気の1日。
昨日は暑さで体中べたべたになる汗をかきましたが、2日目は汗をかいても高地のため風は爽やかでさらっと乾く感じ。
太陽に当たる時は勿論熱いのですが、日陰になっている稜線歩きのなんと最高な気分よ!!
 
常に槍ヶ岳の姿が見えていて、ガスもかかっておらず、稜線の緑がどこまでも美しい1日でした。
 
それにしても、大天井岳に近い大天荘までの急登がきつかったです・・・!
大天荘で昼食ということで向かうのですが、あと500m、400m・・・と看板を観る度になにこれ標高差一体いくつよ?!というくらい急なんです。
しかも朝食をあまり食べられなかったせいで、シャリバテしてましたね。。
こういう時になんかもう、固形の行動食ばっかりしか持ってきていない自分をマジで恨んだ・・・
アミノバイタルゼリーは今度こそもっと持っていこう。。。
 
死にそうになりながら大天荘に着き、そこで荷物を軽くしてちょっくら近くの大天井岳へ。
ここも30分程度だったかな?で行けるほど近くに山があるので嬉しかったですね。
何より燕岳の時もそうですが、荷物が軽いと断然登山が楽なのなんのって!!!
 
無事今回の最高峰を制覇し、下山してお昼はカレーライス。
やはりあまり食べられず皆さんに心配していただく始末でした。。
 
そこからは長い長い稜線歩き。
途中、ライチョウがちらっと見えたり、すごーく遠くの方に熊!がいたり(私はとうとう見つけられなかったのですが)、7月に残雪の上を歩く経験ができたりとこれぞ縦走の醍醐味という経験ができて感動。
 
私はやっぱり高山植物よりも絶景や緑が好きらしくて、皆さんと感動のポイントが合わなかったのは残念ではあったのですが(浮いているだけに)、振り返ると自分たちが歩いてきた道が見えるって・・・それが絶景って、何これ?私生きてて良かったんじゃね?!と思いましたからね、マジで。
 
7時半から歩いて、常念小屋に着いたのが15時過ぎとかだったかなあ(もう記憶が曖昧)。
常念小屋までに1つ山を越えて行くのも結構辛かったんですが、その登った分を悲しいくらい降りて小屋に着いて、あーせっかく高度を稼いだのにー!!なんて思いながら小屋に着いた時はへろへろでした。
 
かなりお腹が減っていたので、夜ごはんは3分の1くらい食べることができたのですが、個人的に常念小屋のご飯の方が私には合っていたかも。夜ごはんはハンバーグでした。
 
比較的オーナー?を始め、親切な方ばかりでなかなか良い山小屋だったと思います。
3日目の早朝に落としたと思って焦った手ぬぐいも届けられていてほっとしましたし。
トイレはバイオトイレなのでそんなに臭いも気にならないし、燕山荘には負けますがなかなか良いところでした。
 
ただ、3連休初日。
テント泊している方も沢山ですが、小屋泊している方も相当。
翌日に常念岳に登るなら、3時には出ないとねーという話があったそうで、翌日は2時起き!です。
 
かろうじて13人で一部屋に入れたものの、敷き布団は人数分ありません、寝袋はかろうじてあるけど、というタコ部屋で寝ることに。
これはもうね・・・知らない人達と密集したところで1畳もないスペースで寝るというシュチュエーションで眠れる訳はありませんでしたよ。。。
網戸もなく、窓も開けられないので熱気がすごくて、そしていびきも凄くて・・・・
 
そして眠れないまま2時起き!で3時から登山開始。
朝食はそのあとです。
 
(続く)