眠れないまま2時に起き、身支度を整えいざ登山。
真っ暗です。
思ったより星が見えなくて残念ですが、寒い。暗い。
そしてまさかのヘッドランプの電池切れ！！！
なんか光が弱い、暗いなあと思っていたんですけど、この時は本当に焦りました。
予備の電池がなかったら私は滑落していたと思いますよ本当に。
相変わらずあまり体調は芳しくなく（高地に行くといつもお腹が張るし気分がすぐれない感じがずっと続いていました）、ご飯を食べる前ということもあるので不安を覚えながらいざ常念岳へ。
私はてっきりこの常念小屋から見える、目の前にそびえたつ山がそうなのかとばっかり思っていました。。。
しかし実はこれがフェイクで！山あるあるだと思うんですが、手前のピークを登ったら更に先がある、っていう典型的なやつで。
しかもこの山がまたかなり急な上に石がごろごろ。足場も悪いし暗くて見えないし寒くて鼻水は止まらないしで、変に神経を使いながら登り切ると、更に遠くに常念岳が見えて「マジかー！！！」って感じでした。
それでも皆さんに食らいついて（途中退場の方も含めて３名参加しなかった）、何とか常念岳に登頂した時は感動でした。
山頂からの眺めも絶景。達成感を一番感じた瞬間かもしれません。
２日間（むしろ３日か）の早起き、蓄積された疲労・・・・一番体が堪えている時の山頂ですからね。。頑張ったな自分よ！という感じでした。
下りは続々と朝食を終えた人達が登ってくるので、追い抜き・追い越しでなかなか思うように下山できず。
しかも足の疲労が凄くてこけたり・・・
3時から登り始めて、下山してきたのは6時半とかでしたね。
すぐ朝食になって、朝食も思ったより食べられずでした。（朝食はお魚。疲れていたので、味噌汁と生姜のつけものみたいのがめちゃ美味しかった）
7時半に常念小屋を出発し、後はひたすらの下り。
2,460ｍから1,300ｍまで下る、と数時にしてみるとよく分かると思いますが、３日目の疲労した体には堪えましたね・・・。
樹林帯では虫地獄（標高が高いところはアブみたいのが凄くいたけど、こっちは蚊とかかな）、川沿いの道をひたすら下っていきます。
川のある山が大好きな私は、川の水に触れてテンションが上がりました。冷たくて気持ち良い水でした。
私は下りが得意ではないので慎重に慎重にと思いながら、ようやく12時過ぎに一ノ沢登山口まで下山。
とにもかくにも。。。。
早く温泉に入りたい・・・・！という皆の想いを抱いて、温泉施設へ。
汗でべったべたになった３日分の汚れを洗い落とした時にはようやく一息ついた感じです。
その後は15時台の特急で新宿まで。
私は帰りの電車でとにかく寝たかったので寝てましたが、皆さんのテンションがずっと高くて正直すげえって思いました。。。
全然私より年上（60代の方とかも）の人ばかりなのに、やはり沢山の山に登っているだけあって体力があるんだなあと。
そういった意味でもレベルの高い人達だったと思います。
完全にばててましたからね、私・・・
最寄駅についたのは7時過ぎ。土砂降りでした(笑)丁度夕立が来ていたみたい。
下山する頃に雨が降り始めた感じだったので、今回はとにかく天気に恵まれた事がありがたいですね。
色々思うところはありましたけど、初めての２泊３日の縦走。憧れの燕岳。
怪我もなく無事登頂を果たす事ができて本当に本当に行って良かったです。
2日目に小学６年生の男の子と休憩時に一緒になって、登山は「お母さんの趣味に付き合わされている」と言っていた子がいたんですが、そのお母さんがボーイッシュで凄い男前な山女！って感じの方で凄く格好良かったし、なごみましたねー。
三連休なので小さい子供を連れたご家族登山の方も結構いらっしゃったり、仲間で参加している方も沢山いて羨ましかったなあ。
やっぱり登山は同じレベルで同じポイントで共感できる仲間と行くのが本当は一番楽しめるんですよね。。
それでも私みたいにそんな仲間がいない、一人では遠くの山には行けないという方にはツアーはとても便利でありがたいものではあります。
けどもう今日は足が痛すぎて歩くのも覚束ない。家で自分の服にひっかかって転びそうになるレベル(笑)
もし来年も行く機会があるとしたら、１泊２日で行こうと思います。
乾燥室で乾かしているものの、荷物を減らしているので最大限の着替えしか持っていないため、汗臭い服を翌日も着ることの辛さとかね・・・２泊でなければ分からないこととか一杯ありましたけども。。
高山病の克服が課題かなあ。
これだけ歩いてるのにご飯をしっかり食べていないせいで、温泉後に体重計に乗ったら1.5キロ痩せていましたよ。
という訳で、全然伝わらない感想でした。
