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マツリカ・マトリョシカ

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校内の「開かずの扉」の秘密に、高校生の柴山と謎の美女マツリカが挑む!

柴山祐希、高校2年生。彼は学校の近くにある廃墟ビルに住んでいる、謎の美女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談を調査している。
ある日、偶然出会った一年生の女子から『開かずの扉の胡蝶さん』の怪談を耳にする。密室状態の第一美術室で2年前に起きた、女の子が襲われるという事件。解決されないまま時が過ぎ、柴山の目の前で開かずの扉が開くことになったが、そこには制服を着せられたトルソーが、散らばる蝶の標本と共に転がっていた。
現場は誰も出入りできない密室という状況で再び起きた事件。柴山が犯人と疑われてしまう事態になってしまい……。彼はクラスメイトと共に、過去の密室と現在の密室の謎に挑む!!

相沢沙呼さんの「マツリカ」シリーズ。

出ているとは知らず、ご無沙汰になってしまったのが影響し、読み始めはこの人物は・・・と思いだすまで少し時間がかかってしまいました。

読み始めてから少しずつ思い出してきて、そうなると学園ミステリ好きな私の好み。

数々の仮設、実践、トライ&エラーで事件の真相に迫っていきます。

(ネタばれですが)
今回、廃墟の魔女ことマツリカがついに学校にお出ましします!
廃墟でしかお姿を拝見できない、幽霊?という疑惑も過去作でありましたが、ここでようやく生身の人間なんだと実感できます(笑)

相変わらず美しく妖艶でサドっ気たっぷりのマツリカ様のスカートはめくれません(笑)

柴山との主従関係も、少しばかり進展の見通し。
そして事件の真相は。

楽しめました。

そういえば酉乃ファンの私ですが、こちらの続編は出ないんでしょうかね。
相沢さん、しばらくご無沙汰していたので、未読本も読み進めたいと思います。
(4点)