No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ブルックリンの少女

イメージ 1



人気小説家のラファエルは、婚約者のアンナと南フランスで休暇を楽しんでいた。なぜか過去をひた隠しにするアンナに彼が詰め寄ると、観念した彼女が差し出したのは衝撃的な光景の写真。そして直後にアンナは失踪。友人の元警部、マルクと共にラファエルが調査を進めると、かつて起きた不審な事件や事故が浮上する。彼女の秘められた半生とはいったい…。

ギヨーム・ミュッソさんの本です。

書店に行く度に話題の本なのかおすすめされているのを見てずっと気になっていた本。
予約したものが手元に来たので読んでみることに。

元々、映画や音楽、本にしてもなぜか海外ものが苦手な私。
洋書もなかなか手に取ろうということがないのですが、「ミレニアム」のような、めちゃくちゃ面白い本に出合ってしまうことだってあるわけで、本書もかなり期待して読みました。

が、訳者のせいもあるのかもしれませんが、若干読みにくい文体・・・と、タイトルや表紙から想像していた展開(少女の過去に何があったのか、にスポットを当てたような辛い話)ではなく、現在進行形で婚約者の行方と過去を追いながらストーリーが展開していくので、いささか拍子抜けしたような気持ちにもなりました。

また、登場人物がたくさん出てくることもあり、カタカナの名前が全然覚えられない・・・
この人は誰だったか・・と混乱しながら読んでいたので、話の本質を理解できなかったのが悔しいです。

実際この人が怪しいのだろうなと思っていた人が絡んでいたのですが、その種明かしの段になっても、結局話を理解しているというとことから遠く、私には難しくて勿体なかった、という印象でした。

帯の煽り文句はやっぱり過剰すぎると期待値が上がってしまうんですよね。。
好みの問題かもですが、期待より楽しめず・・・でした。
(3.5点)