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TAS 特別師弟捜査員

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「ねえ。慎也くん、放課後ヒマだったりする?」楓から突然声をかけられた慎也は驚いた。楓は学園のアイドルで、自分とは何の接点もないからだ。用件を言わず立ち去る楓を不審に思いながらも、声をかけられたことで慎也の胸は高鳴っていた。彼女が校舎の3階から転落死するまでは―。学校は騒然となり、さらに楓が麻薬常習者だったという噂が流れる。警察の聞き取り調査が始まった。そこに現れたのは、慎也の従兄弟で刑事の公彦。公彦は、転落死の真相を探るため、教育実習生として学園に潜入することを決める。一方の慎也も、楓が所属していた演劇部に入部し、楓の周辺人物に接触を図る。なぜ楓は、慎也を呼び出したのか―。慎也と公彦は、真相解明に挑む。

中山七里さんの本です。

中山さんには珍しく高校生の男の子が主人公!
そして学園ミステリでした!

その意外性も面白かったですが、クラスメイトの女子生徒の死の真相を追うという任務を任された主人公が、潜入捜査として演劇部に入部し、部活動に熱くなっていく展開も嫌いじゃなかったです。

学園ミステリというとなんでこうワクワクするのか・・・

真相を知ってしまった主人公は苦悩しますが、学園ミステリとしては十分読ませてくれるので楽しめました。

(4点)