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縁見屋の娘

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「縁見屋の娘は祟りつき。男児を産まず二十六歳で死ぬ」―江戸時代、京で口入業を営む「縁見屋」の一人娘のお輪は、母、祖母、曾祖母がみな二十六歳で亡くなったという「悪縁」を知り、自らの行く末を案じる。謎めく修行者・帰燕は、秘術を用いて悪縁を祓えるというが…。縁見屋の歴史と四代にわたる呪縛、そして帰燕の正体。息を呑む真実がすべてを繋ぎ、やがて京全土を巻き込んでいく―


三好昌子さんの本です。

何故この方は「このミス」に応募してしまったのだろう・・・と思うくらいの完成度でした。
別の賞だったら、優秀賞ではなく、大賞を取っていてもおかしくないのでは?と思うほど完成度が高い話でした。

文章の読みやすさは勿論ですが、好感の持てるキャラクターと次が気になるストーリー展開、前半の少しスローな展開も後半にかけてぐいぐい読ませてくれるので気にならないです。

これでデビュー作とは・・・!と思ったので、今後もかなり期待できる作家さんかと思います。

続編も出ているようなので読みます。
(4点)