所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。
柚月裕子さんの本です。
思えばすごく久々に読んだかもしれない。柚月さん。
極道の道に生きる国光が最後まで格好良かった・・・
自分の中では祥子がもう少し日岡の立ち位置を危うくするレベルで絡んでくるのではと勝手に勘繰っていたので、意外とあっさりとしていてちょっと残念ではありました。
ラストは無念ですが、国光だからこそこんな最後も格好良かったです。
(3.5点)