No-music.No-life

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ボーダレス

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なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていた―。

誉田哲也さんの本です。

うーん、自分には合いませんでした。

女子高生が小説を書いている、その小説の内容はこういう内容で・・・その内容と酷似したもう1つの話が始まり、これは現実なのか小説の話なのか?とワクワクして始まった小説でしたが、4つの話が全て現実のものであり、繋がっていくものの、全然すっきりしないしっくりこない感がありました。

こういうつながりのなさそうなものをうまく繋げる作家さんの本を読んでいると、無理やり感が否めなかったことが大きな原因でしょうか。

また、小説の話かも?と思わせる展開が意外とあっさり現実と繋がってしまった拍子抜け感であるとか。

そもそも誉田さんの描く女性キャラが苦手な私にとっては、あまり好きになれるキャラが少なかったもの一つの原因かもしれません。
盲目の妹は格好良くて好きですけどね。

そして結局何が言いたかったのだろう?という感じで終わってしまったので、個人的にはあまり楽しめませんでした。。好みではなかったですね。
(3点)