No-music.No-life

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ホワイトラビット

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仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。

伊坂幸太郎さんの本です。

何気に黒澤シリーズでした。

読み始めてしばらくして登場する黒澤が出てくるまで、なかなか話に入りこめなくてどうなるかと思っていたのですが、事件の全容が明らかになっていき、時系列を整理していくにつれて・・・・!

そういうことかー!といういつもの驚きがやってきました。

ただ、黒澤が出てくるとは言えども、いつもとは違った演技をしていたり、普段見せない姿を見せる今作。
空き巣の話は少なめで個人的にはちょっと残念。

ただ、読書メーターのレビューは面白かった!という感想が多かったので、個人的な好みなのでしょう。

伏線が全て回収されていくラストの種明かしには相変わらずなるほど!!と思うのですが、最近の伊坂さんの作品はどっぷりはまれるのとそうでないのが半々くらいなんですよね。

今回はまあ、それなりに楽しめました、といった感じでした。
(3.5点)