またしても同僚の殉職を経験し、心身に疲弊の残る姫川玲子が入ったのは、葛飾署管内で起こった若い女性の殺人事件捜査本部。心機一転、捜査に集中する玲子だったが、すぐに行き詰まってしまう。有力な被疑者がすでに別の所轄に逮捕されており、情報が流れてこないのだ。玲子は、あらゆる伝手をたどり、事件の全体像を探りはじめるが…。
ガンテツから「死神」と評される姫川玲子。
仲間の死を身近で経験したことで、今までよりも一層強くなっている感があります。
最初の頃に比べて大分キャラが変わってきている気が・・・と思いつつ、年齢と経験を重ねる事で若いころのような勢いは収まりつつも、冷静且つ大胆に行動する変化が面白いです。
天敵である日下が上司となり、思いがけず玲子をフォローしてくれる優しさ。
これまでならあり得ないと思うものの、日下自身も玲子と仕事を共にして変わっているのかもしれません。
今回あのガンテツの若かりし頃の仕事ぶりのシーンが描かれているのですが、ちょっとびっくりしてしまうほど別人です。
ただ仕事自体は今も的確で執念深いので、真面目に仕事をしていた頃であれば想像できなくはない訳ですが、、
ガンテツが今の問題児になったのにも理由があったのか。。。と思うと最近愛着がわいてくるキャラクターです（笑）
事件自体はすごく大きなことが起こる、という感じではないものの、命をも危険にさらすかもしれない陰謀が渦巻く事件に片足を突っ込んでしまったようで、今後の展開からも目が離せません。
（4点）
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