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dele ディーリー

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『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。
真柴祐太郎がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。
所長であり唯一の所員でもある坂上圭司いわく、「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除(delete)する。それがうちの仕事だ」。誰かが死ぬと、この事務所の仕事が始まるのだ。
新入りの祐太郎が足を使って裏を取り、所長の圭司がデータを遠隔操作で削除する。
淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。

詐欺の証拠、異性の写真、隠し金――。
依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。

この世を去った者の〈記録〉と、遺された者の〈記憶〉。そこに秘められた謎と真相、込められた切なる想いとは。

本多孝好さんの本です。
 
現在ドラマが放送中ですね!
予告の時から「これは面白そう!」と思っていたのですが、期待通りに面白いですね。
 
ドラマの事は知らず、本多さんいつの間にか新しい本出していたんだなーくらいの感じで借りたのですが、ドラマが始まる前だったのと単行本だからか、普通に借りられました。
ドラマが始まる前に読めたのは良かったかも!
 
本多さんが主演の二人をイメージして?というか、あて書きして?原作を書いているということもあり、脳内イメージは勿論ドラマ版と同じ。
 
また、ドラマとは内容が異なっているのも面白いと思います。
原作では容赦なくデータを削除してしまうけど、ドラマでは何があったか追求するという感じとか。
 
文庫版で2も発売されたということで、そちらも読みたいところ。
ドラマも毎回ドキドキしながら見ております。
原作とドラマ版の違いを楽しみながら読むのもいいかもしれません!
 
何だか優しい気持ちになれる本でした。
(4.5点)