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村上海賊の娘(四)

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難波海での睨み合いが終わる時、夜陰に浮かび上がったわずか五十艘の船団。能島村上の姫、景の初陣である。ここに木津川合戦の幕が切って落とされた!煌めく白刃、上がる血飛沫。炸裂する村上海賊の秘術、焙烙玉。眞鍋家の船はたちまち炎に包まれる。門徒、海賊衆、泉州侍、そして景の運命は―。

和田竜さんの本です。
 
ついに最終巻。
 
景と七五三兵衛の戦いが格好良すぎる・・・!
闘うということ、死ぬことを恐れない姿勢、七五三兵衛の戦いぶりがおとこでした・・・!
死してもなお、勝つことを諦めない姿勢というか、執念というか。
 
また、意識朦朧とし、ダメージを受けながらも諦めない景も格好良すぎる・・・!
ページ数をかなり裂いた戦いのシーンでしたが、目の前に光景が広がるような息もつかせぬ展開に圧倒!
 
史実を元に、ほぼ実在の人物で構成されているというストーリー。
リアリティはここからきているのだなあとしみじみ感じる巻末の参考文献と解説でした。
 
本屋大賞は映像化するイメージですが、景を演じるとしたら誰が適任なのかしら。
(4点)