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鹿の王4

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岩塩鉱を生き残った男・ヴァンと、ついに対面したホッサル。人はなぜ病み、なぜ治る者と治らぬ者がいるのか―投げかけられた問いに答えようとする中で、ホッサルは黒狼熱の秘密に気づく。その頃仲間を失った“火馬の民”のオーファンは、故郷をとり戻すべく最後の勝負を仕掛けていた。病む者の哀しみを見過ごせなかったヴァンが、愛する者たちが生きる世界のために下した決断とは―!?

上橋菜穂子さんの本です。

「鹿の王」シリーズ最終巻。

本屋大賞1位の作品ということもあり、期待して読み始めたこのシリーズ。
図書館で予約しながらだったので、飛び飛びで読んだのが悪かったのか、3巻まではちょっと世界に入り込めていないなという感じだった私。

いよいよ最終巻。

一番この巻が面白く読めたかもしれません。

でもこれは1巻から一気に読みたかったなあと思います。
世界観に入り込めなかったこともあるし、自分の中ではちょっと難しかったかも。

テーマ的にもちょっと重めでしたしね(獣の奏者もそうですが)。
そんな中で、ユナの無邪気さは一筋の光。かなり癒されました。

結末は読者にゆだねられるような形でしたが、きっと明るい未来が待っていることを願うばかりです。
(4点)