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いろは匂へど

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京都・二条で小さな和食器店を営む紫。好きなものに囲まれ静かに暮らす紫の毎日が、20歳近く年上の草木染め職人・光山の出現でがらりと変わる。無邪気で大胆なくせに、強引なことを〝してくれない〟彼に、紫は心を持て余し、らしくない自分に困り果てる。それでも想いは募る一方。ところが、光山には驚くべき過去が――。

瀧羽麻子さんの本です。

うーむ、これはちょっと好みではなかったかも。
瀧羽さんといえば、初期の頃のほわーんと優しい気持ちになれる物語であるとか、左京区シリーズであるとか、とにかく主人公から周囲の人間まで、とても魅力的なキャラクターが特徴的だと思うのですが、どうもこの話に出てくる人たちはあまり好きになれず・・・

主人公の紫の芯がないというか、ふらふらしている感じのキャラクターもなんだかなあという感じだったし、光山はさらに何が魅力なのか私にはわかりませんでした・・・

絶対こんな人と一緒にいたら苦労しかないよね。しかもどんどん好きになってしまうんだろうなあ、絶対辛いよなあと思うような人好きしすぎるキャラクター。。

そして結局何が言いたかったのかもよくわからずな物語でした。

瀧羽さんの作品は若者が主人公のほうが好きだなあ。
同年代のキャラクターはなんだかあまり好みではないです。

(3点)