No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

月の影 影の海(下)

イメージ 1
 
 
容赦なく襲いかかる妖魔に水禺刀で応え、裏切りに疲れた旅の果て、陽子は唯一の親友となる半獣の楽俊と出会う。二人は豊かな隣国、雁の国に向かい延王に謁見。そして、なぜ陽子が過酷な試練をへて異界へ旅立つことになったか、真実が明かされるのだった。地図にない国―十二国の大叙事詩が今こそ始まる。

小野不由美さんの「十二国記」シリーズ。
 
下巻です。
下巻からやっと陽子が何故この世界に来てしまったのか、この世界は何なのか、ということが明らかになっていったことで、ぐっと面白くなってきました。
また、裏切りや過酷な運命に逃げるばかりだった陽子が驚く程強くたくましくなっている下巻は、読んでいても頼もしさすら感じました。
 
そして今度こそ裏切らないよね?!と思っていた楽俊の存在!
かなり癒されましたよ私!
 
これは少しずつ読み進めていきたいシリーズですね。
壮大な世界感にどっぷり浸っていきたいと思うには十分な下巻でした。
(4点)