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小説 秒速5センチメートル

「桜の花びらの落ちるスピードだよ。秒速5センチメートル」いつも大切なことを教えてくれた明里、そんな彼女を守ろうとした貴樹。小学校で出会った2人は中学で離ればなれになり、それぞれの恋心と魂は彷徨を続けていく―。

新海誠さんの本です。
 
昔少しだけ付き合った事のある人が、この映画を薦めてくれたのですが、「秒速5センチメートル」だけを観て、地元にゆかりのある場所が沢山出てきたことの方に興味を惹かれてしまった私です。
 
その後の2編を観たのは本当に最近のこと。
君の名は。」ヒット記念で無料で見る事ができたので見たのですが、貴樹のことを好きな高校生の女の子の話が個人的には一番好きですね。
感情移入しやすかったという意味で一番。
 
なんだろうなー私はどうしても明里の魅力がよく分からなくて。
男の子はこういう女の子が好きなんだろうなあと感覚的には分かるんですが、貴樹にとって大人になってもなお、どこまでも特別で忘れる事ができないような存在って、なんか不思議で、女だから?私がおかしいから?いまいち分かりませんでした。
 
ただ・・・一度でも想いが通じて心が通じ合った相手のことって、確かにいつまでも綺麗な思い出のままで忘れられなかったかも・・・と思うと、なんとなくしっくりくるような気もするのでした。
(4点)