とあることがきっかけで、謎の手紙を預かった高校生カメ。中には現金100万円と多額の預金通帳、そしてメモが。不審に思いつつ、指示に従って見知らぬ男にすべてを託すのだが、それは街中に仕掛けられた壮大なプロジェクトの始まりだった。手紙に関わり失踪した大学生と、カメたちを妨害する男たちの正体は? 手紙が繋ぐ人たちに、ある共通点が浮かび上がる!「有言実行くらぶ」シリーズ最新作。
山下貴光さんの本です。
私このシリーズ読んだことなかったかなあ・・・
というか、山下さん自体かなり久しぶりに読んだ訳ですが、なんですかね・・・大変苦戦しました。
デビュー作の「屋上ミサイル」とかめちゃくちゃ面白いと思った人なんですけど、あれこんなに読みにくかったかなあ?あれ?あれ?と思いながら、ページがなかなか進まない。
事件の核に迫る前の前の前の段階が、とにかくまわりくどくて話の繋がりが見えない事に対するもどかしさというか、白ける感じというんでしょうか・・・
キャラクターも特に好きと思える人物が出てこなかったのもあるし、最後の種明かしでもどうもしっくりこないまま私の中で消化不良を起こしたようです。
ちょっと久々に微妙と思った本でした・・・
山下さんの作品自体がダメな訳ではないはず・・・と信じて、また未読のものから時々読みたいと思います。
たまたま合わなかっただけかなあ。
(3点)