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ノッキンオン・ロックドドア

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密室、容疑者全員アリバイ持ち、衆人環視の毒殺など「不可能(HOW)」を推理する御殿場倒理と、理解できないダイイングメッセージ、現場に残された不自然なもの、被害者の服がないなど「不可解(WHY)」を推理する片無氷雨。相棒だけどライバル(!?)な探偵ふたりが、数々の奇妙な事件に挑む!

青崎有吾さんの本です。
 
なかなか斬新な話ですね。
探偵と助手、という2人組の話であればそれはもう溢れるほどあると思いますが、まさかのW探偵の話。
 
しかもそれぞれが別の専門を持っているとか、個性的なキャラクター(名前も)はなかなか面白い。
 
過去、同じ大学にいたという4人のうち、2人がこの探偵。1人が駄菓子好きの刑事、もう1人はトリックを作る側の人間になっているという、何やら過去に「事件」的なものがあった様子。
まるで2巻ですか?という感じで確信に触れないまま話しが進んで行くので、正直なところあまり理解できなかったかも・・・
 
「裏染シリーズ」の長編が好きな私としては、短編過ぎてどうも謎解きされてもしっくりこない感じの本作はあまり好みではなかったかなあ・・・
 
ともあれ、過去の話などがやっぱり色々気になるので、来年出る予定の続編は読んでみたいと思います。
(3.5点)