『みをつくし料理帖』の高田 郁、初のエッセイ集!!
注目の時代小説家・高田 郁が漫画原作者・川富士立夏時代に漫画雑誌「オフィスユー」に執筆した貴重なエッセイと書き下ろし長編エッセイで構成。『みをつくし料理帖』シリーズの原点!!
注目の時代小説家・高田 郁が漫画原作者・川富士立夏時代に漫画雑誌「オフィスユー」に執筆した貴重なエッセイと書き下ろし長編エッセイで構成。『みをつくし料理帖』シリーズの原点!!
高田郁さんのエッセイ。
私はエッセイが苦手です。
高田郁さんの本はみをつくし料理帖を含めてほとんど読んでいるのですが、さてエッセイはどうかしらと図書館で借りてみたもの。
なんですかね、高田さんの心の広さそして優しさが伝わってくるエッセイでした。
何でこんなに人にやさしくできるのかなあ。
いじめを受けて怪我をして入院、高齢ドライバーの運転する車で事故に遭い、厳しいリハビリをすることになったり・・・
明らかに相手が悪いだろ！と思う事も、決して相手を責めない。
自分への試練と地道に努力を重ねて自分でチャンスをつかみ取る高田さんの生きざまは、みをつくし料理帖の主人公、澪を見ているようでした。
温かい気持ちになりつつ、わが身を振り返ってもっと前向きにいきなければと思わされるエッセイでした。
（4点）
