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所轄に異動し、幅広い事件捜査に、日夜全力で挑む姫川玲子。
忙しい日々の中で、玲子はようやく、本部復帰のチャンスを掴んだ。
ただ、捜査一課に戻るなら、あの仲間たちを呼び戻したい──。姫川班、再結集なるか!?

誉田哲也さんの姫川玲子シリーズ最新刊。
 
姫川が池袋署に飛ばされてから、いずれ本庁へ復帰するだろうと思ってはいましたが、意外にも早かったですね。
 
池袋署で過去を振り返るものと、第三者目線で見た姫川の若かりし頃の姿(これはアンソロジーで読みましたが)、本庁復帰で扱う事件と短編ながら連作になっているものもあったりして楽しめます。
 
そして新生姫川班。
一体誰を引っ張ってこられるのか。
まあきっとあの人だろうとは思っていましたが・・・やっぱり復帰は嬉しいですね。
 
それにしても、玲子もそうだし菊田もドラマ化前と後で大分最初とキャラが変わってきてしまったような。
玲子はまあいいにしても、菊田のあの煮え切らない感じの頼りない当初の印象(私はそっちの方が好みだったのだが・笑)は全くなくなってしまいましたね。
「ストロベリー・ナイト」の頃の菊田からは想像ができないような台詞が聞けます。
にしても、やっぱり妻帯者になったまま離婚したってことはなさそうだし・・・玲子とはどうにもならないんですかねえ。
 
一番安心して読めるのは、やっぱり井岡。
この人は最初から今に至るまで一貫した変人キャラ。安心します(笑)
 
今回ガンテツはほとんど出てこなかったですね。やっぱりそれでも丸くなった印象は変わりませんが。
 
短編は短編で読みやすいですが、姫川シリーズは長編でグロイくらいの話が読み応えありますね。
次回は長編でしょうか。
(4点)